ごあいさつ
会長就任にあたって
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| 小山田 耕二 |
この度、理事の皆様のご推挙を賜り、日本シミュレーション学会の会長に選任いただきましたこと、身に余る光栄と同時に、非常な重責を感じております。小野前会長はじめ皆様のご指導のもと、副会長、理事、会員各位並びに事務局の皆さんのご協力を得ながら、学会活動に精一杯取り組む所存でございますので、よろしくお願い申し上げます。
小野前会長におかれましては、在任中、国際学会の開催をめぐり、中国・韓国・日本が重大な岐路に直面した際、ご英断と卓越した指導力により、未曾有の難局を克服し、「アジアシミュレーション連盟設立準備委員会」の発足をはじめとして、本学会の国際化に、確固たる道筋を切り拓かれました。加えまして、学生会員増強のために新たな会員制度の創設を通じて、関係各位はもとより、広く会員各層にも、分かり易い形で、本学会の今後のあり方を提言されるなど、シミュレーション技術に対する理解の促進と利用の促進にも注力されました。これらをはじめとする多くのご功績は誠に大きなものであり、心より敬意を表するとともに、深く感謝申し上げる次第であります。
私は、これら小野前会長の業績をベースに、本年度は、「持続可能な学会運営に向けた会員の皆様の取り組みを支援する」、このことを、活動の基本と捉え、会員の皆様と一体となった活動を展開して参る所存でございます。
まず、国際化の流れを継承し、英文雑誌発刊や年次大会の国際会議化を実現するとともに、和文論文誌や日本語チュートリアル講座の充実を図ります。次に、会誌の充実を図り、企業会員の皆様や学生会員の皆様にじっくりと読んでもらえるよう紙面を目指します。そして、本学会の特色を生かした学会運営を心掛けたいと考えています。現在においてシミュレーション技術は多くの分野で活用され、電気や機械、物理のような領域には、関連する学会で固有のシミュレーション技術について議論する場があります。しかし、固有の領域を持たない本学会としてはシミュレーション技術全体を俯瞰し、そのような分野固有の技術を紹介する役割があると考えています。来年、本学会は設立30周年を迎えます。その記念行事のひとつとしてシミュレーション辞典出版の準備をすすめています。また、問題解決にあたっていくつかの分野の協働が必要な場合には新しい研究委員会の設立などを通して、分野横断的な「連成」の場の提供に努めたいと考えています。
同時に、具体的な活動内容の検討や取組みの実施に当たりましては、会員の皆様とよくご相談しながら進めることはもちろん、関係の深い学会との役割分担や連携のあり方につきましても、十分に意を用い、より効果的、効率的な学会活動を推進して参りたいと考えております。会員の皆様には、なお一層のご指導とご支援を賜りますよう心からお願い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。
